指導 練習

想いの力を上手に演舞に乗せたい!

2017/04/14

 

 

今日も楽しい楽しい練習日!
たくさん踊って、たくさん汗かいてがんばるぞー!

 

こんな意気込みで練習に来てくれるメンバーは本当にありがたい。
せっかくの気合いを無駄にしないよう、指導もきっちりしてあげたいよね。

指導者仲間やチームメイトと協力し、時には切磋琢磨して作り上げた演舞を
最高の形でお客さんに見てもらうことができれば、こんなに幸せなことはない!

しかし、
大きな舞台に立ったら緊張で楽しめなかった・・
思い描いていた演舞ができなかった・・
踊りやフォーメーションを間違えて、悔いの残る演舞になってしまった・・

なんて経験あなたにもありませんか?

今までしてもらってきた練習を無駄にしたくない、
一生に一度しかない5分という演舞時間を笑顔で終わらせられるために
指導者としてメンバーに伝えられることは・・。

難しいことだけれども、意識の持たせ方で変わってくることがあります。

イメージの力、想いの力も使って、仲間とより一層効果的な練習を組み立てよう!

 

せっかくの「想い」を失敗の要因にさせない

イベントの大小はあるけれども、大事じゃないイベントなんてない
常に最高の演舞を目指すのは当たり前のこと。

けれども新曲のお披露目、ホストを務める地元の祭り、審査演舞は特に重要視されやすいと思います。

自分のチーム結成○周年記念イベントなんてできるのなら、もうテンションMAX!!だよね。

そんな大一番の舞台に立つと、指導者を含むみんなは今までにないくらい燃える。
練習で教えてきたこと、教えてもらったことなんて吹っ飛んで、
自分の出せる力を全開にして踊りだす。

今までの練習でもなかったくらいに身体が動き、大きく大きく踊りだす。
戻ってこられるかも分からないぐらい勢いよく四肢を投げ出して
常時一か八かのような演舞をしだす。

バランスが取れるかどうかもわからずに勢い良く回る。

そして上手くいかなかったときに
「張り切りすぎて上手くいかなかった」「もっと練習しておけばよかった」って言うんだ。

火事場のバカ力・・ではないけれども、やっぱり想いが左右させる力はあるし
それをどうやって制御させるかっていうことも踏まえて練習しないと
「本番のためにすべてやりつくしました」とは言えないんじゃないかな。

この記事のタイトルを見て
「練習が本番のためにあるのは当たり前だろ!!」
って思った人はたくさんいると思うんだけど、
テンションまで本番に近づけて練習ができていたか
と問われると、自身をもってYESといえる人はそこまで多くないんじゃないだろうか。

せっかくさ、みんなが出せる限りの力を出して踊ってくれているのに
それが失敗の原因なんて悲しすぎるし、その力はプラスとして使わなきゃもったいない!!

この想いをプラスにできるか、マイナスにさせてしまうか。
導いてあげられるのは、指導者であるあなただよ!

 

本番をよりリアルにイメージさせる

練習をしていくと、一曲を通して踊ってもらう場面が必ずあるよね。

教えたイメージのとおりに動いてくれているか、
実際の曲にあっているかどうか、
一曲の流れを身体に染み込ませるため、
体力の強化という場面においても、一曲を通してもらうという練習は非常に重要。

この通し練習のとき、技術や流れ、フォーメーションの確認をするための一曲と
それとは別に、その日の締めくくりとして一曲を通してもらうことをオススメします。

この最後の一曲が、技術よりイメージを重点的に考えて踊ってもらう時間。
よりリアルに本番を意識して踊る時間。

僕は本番を意識して踊ってもらときにメンバーに静かにしてもらい、
目を閉じてもらってから

司会者から「次のチームは○○市よりお越しの・・・」と紹介されて
登場口から整列に入った。

自分の定位置についた。

旗隊や道具部隊も今、準備を終えた。

目の前には会場いっぱいのお客さん。

我々の演舞が見たくて、有料席を買ったお客さんもいる。

そして奥の中央にあるテントには審査員が座ってる。

キミのお母さん見に来てんじゃね?(笑)

たくさんのスポットライトや応援が自分に向かっているのを感じるか?

ステージを踏みしめる音が聞こえるか?

今、ステージを踏みしめてどんな感触がする?

お客さんのざわめきは聞こえるか?

周りのメンバーの緊張感を感じられるか?

そのステージに上がるためにしてきたことは何だ?

そのステージで叶えたいことは何だ?

って問いかけた後、MCに本番と同じ挨拶をしてもらい一曲を通してました。
練習の終わり際で、よさこいで頭がいっぱいになっている締めの時間に
雰囲気をガラっと変えてこんな風に問いかけられると
なかなか心に響くみたいだよ(笑)

掛け声を出しての練習なんかだと
動きだけではなく、耳でも違いがはっきりと感じられます。

よさこいを始めて間もないようなメンバーには
思い浮かべようがないだろうけど
今まで立った一番大きな舞台を創造してもらうとか
妄想してもらうとか・・(笑)

 

まとめ

こうやって本番の舞台がリアルに目に浮かぶくらいにイメージをしてもらえば
本番でも「今までやってきたことをやればいいんだ」と
気合いを入れたまま落ち着くこともできてきます。

本番になって一か八かの動きをされるよりも
練習で自分の想いの力を実感してもらい
それを制御するにはどうするか、
またはそれを使ってもっと魅力ある踊りができるのではないかと気付かせてあげられれば
「より意味のある効果的な練習にできた」と胸を張っていえるんじゃないかな。

技術ももちろんだけど、
精神的にも本番のために何ができるかを考えて
イベントをみんな笑顔で終えられるように尽力していこう!




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