指導 練習

チームを成長に導くリーダーもまた、上手に課題を与えているんだと思う!

2017/05/15

 

 

よさこいを踊る理由は人それぞれだよね。
大きな祭りで賞をもらうだとか、お客さんに笑顔になってもらうだとか。

しかしどの目標を持つとしても、チームのレベルアップはみんなが願うもの!
そしてレベルアップするためには効果的な練習は欠かせません。

個人的な上達方法は一例として前回書いたので↓
踊りが上達するためには課題を上手に持つことが大事だと思う!

今回はチーム全体のお話しを書いていこうと思います!
リーダーになりたての人や自分の指導に自信がない人、どうやってチームを伸ばしていけばいいかお悩みの人に役立てばいいな!

 

 

 

最終目標を決める

まずは最終的に達成したい目標を具体的に考えよう!
ポイントとしては、現在の記録では到達が難しい少し背伸びした目標を立てること。

到底手の届かないような目標を立ててしまうと現実味がなく、練習内容もハード過ぎる内容になってしまう。
逆に、がんばらなくても手の届きそうな目標であれば気が緩み、メンバーのモチベーションを保つのも難しくなるよね。

だからこそ「少し背伸びした」というのが大事になってきます。

審査基準や配点が公表されている祭りであれば、何点を取れる演舞を目指すのかまで具体的に決めると、練習のポイントが見えてくるのでオススメ!

賞を目指すのではなく、どれだけ楽しんでもらえるか/楽しむかという目標であれば、それを達成するために必要なことを明確に文章で表せるようにしよう。

 

 

 

取り組む課題を考える

前回の記事とも重なるところだけれども、今回は自分の現状だけではなくチームの現状を把握して、それに合った課題を立てていきます。

漠然とした課題を立てるのではなく、最も効果的だと思う課題を①「何を」②「いつまで」できるようになるかを具体的に小さく絞れるように考えよう。

 

①「何を」は、最終目標をすでに達成しているようなチームの動画や、はるか先を行くチームの動画を見たりしていると、自分のチームに足りないものが見えてくると思います。

②「いつまで」は、達成しなきゃいけない全ての課題を残りの期限から逆算して割り振っていこう。
期限を決めずに課題に取りかかると、練習でのペース配分が狂います。

夏休みの最終日になのに宿題やってねぇ・・みたいなことがおこりますよ!

 

ただ、夏休みの宿題は自分1人の努力でなんとかなるけれども、今決めているのはチーム全体の課題。

メンバーの中には想定外のところでつまづく人や、急遽練習に参加できなくなる人などもいるので、1つの課題に対する期限は少し長めに設定しておこう。

また、よさこいに関わらず全ての競技に言えることだと思うんだけど、課題は一度達成したら終わりではありません。
達成したものを身体に定着させ、それをいつでも引き出せるようにしないと本番で役に立たないよね。

メンバーの踊り慣れる時間も考慮して期限を決めよう。

 

 

 

目標を達成したときのイメージを作る

課題を立てたあとは達成したときのイメージを固めましょう。

ここがしっかりイメージ出来ていないと、そもそも何をもって達成なのかがはっきりしません。

陸上競技のように数字で記録できる競技であれば決めやすいのだけれども、よさこいはそうもいかないよね。

だから課題を達成したあとのイメージを文字に起こし、何がどうなっていれば達成であるかをキチンと決めましょう。

それから、これから取り組む課題や達成条件はメンバーに伝えて共有すること!
同じ練習でも、意識して取り組むのとそうでないのでは効果に差が出てきます。

指導方法はこちらで考えますが、課題に対しての取り組み方や達成の手段は一緒に考えてもらいながら取り組んでもらおう。

 

 

 

練習の結果はしっかり次に残す

設定した期限日がきたら、ちゃんと課題を達成できたかを確認しよう。

ちゃんと達成できたのであれば成功事例として記録しておくと、翌年の新曲や新しい試みをするときに役に立ちます。

 

さらに新しいメンバーやリーダーが入ったとき、または学生チームのように代替わりをするときにしっかり次に残しておけば、人は変われども成長が積上げられていくからです。

代替わりをするときに引き継ぐものが少なければ、人や学年が入れ替わるたびにまた1から積上げていくことが必要となり、大きな成長が難しくなります。

これから入ってくるメンバーのためにもしっかり残しておこう。

 

達成できなかった場合は、その原因を考えよう。
なぜうまくいかなかったのかが分からなければ、次にどんな教え方をすればいいのかが見えてきません。

単純に取り組む時間が少なかったのであれば、同じような状況になりそうなときにもっと期限を長くすればいいだろうし、イメージがうまく伝わっていなかったのであれば一緒に目標の動画を見るなど、具体的な行動を決められるよね。

また、失敗事例も記録しておくと後輩が同じところでつまづかなくてもよくなるので、練習がよりスムーズに組み立てられます。

全ての活動が次へつながるように、成果や反省点はしっかり残しておこうね!

 

 

 

まとめ

■最終目標:

 

■課題
何を   :
いつまで :

 

■達成したときのイメージ:

 

■失敗の原因:

 

 

僕は頭の出来があまりよくないもので、課題を立てるのにかなりの時間がかかりました・・。
ですが、これを意識することにより漠然とした練習がなくなり、ただ身体を動かしただけの時間が少なくなりました。

「限られた練習時間をどれだけ意味のある時間にするか」が他のチームとの実力の差につながってくるので、オフシーズンのうちにしっかり考えておこう。

また、課題はシーズンや状況により相性の良い期間というものもあります。

例えば、本番直前に体力を強化するようなハードな練習をしてしまうと、本番に疲れや筋肉痛が残ってしまいます。
なので「年間練習計画」を立てて、あわせて使っていくとより効果的に練習が進められると思いますよ!

年間練習計画についても記事を書くつもりなので、もしよかったらこの記事と一緒に参考にしてね!

年間練習計画を立てて1年のよさこい活動を充実させる
 

 

 




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