コラム

自分1人くらいいなくても・・って思ったら。

2017/04/14

 

 

よさこいは団体競技であって
チーム全員で1つの演舞を作り上げていくもの。

人数が多いほど構成の幅も広がるし
迫力に差が出てくる。

 

でも、人数がたくさんいる大きなチームになるほど
一個人としての注目度や大切さは
薄れていってしまうのかもしれないね。

2人のうちの1人が欠けたなら大きな痛手と分かるけど
100人のうち1人が欠けても、なかなか気づけないのが現実。

 

だからと言ってあなたは
自分1人くらいいなくても・・
なんて考えちゃうことはないかな?

 

僕もね・・根っからのネガティブで、
なにかあるたびに1人でウジウジしてましたよ・・。

何回よさこいを辞めようと思ったことか。

 

正直、フォーメーションを組んだときも
いい位置で踊れる人が注目を集めるのは当然のことだし
内側に入ってしまえば注目度が薄れてしまうことは確かなことだ。

 

でも、だからって自分を必要ないメンバーだって思わないでほしい。
せっかくのチームに対するアツい想いがもったいない。

 

踊りを教えてくれた先輩の想いは
慕ってくれたメンバーの好意は
一度持ちえた夢は
流した汗は
二度と戻らない時間は、どこに着地させるのか。

 

 

これだけは覚えておこう。

あなたがいなくなったところで、チームはそうそう変わらない。
でも、あなたがいることでチームを変えることはできるんだ。

 

また、あなたの代わりはどこにもいないし
あなたのほんの少しの成長でも
それは紛れもなくチーム力の向上だ。

 

あなたの成長を見て刺激を受けるメンバーがいる。
負けじとやる気を出すライバルがいる。
焦りだす先輩もいるかもしれない。
後輩はあなたを目標として練習を重ねるかもしれない。

こうしてあなたに刺激を受けた人たちから
さらに刺激を受けるメンバーがいて、ライバルがいて、先輩がいて、後輩がいて。

刺激の連鎖が出来上がる。

 

自分では気づけないかもしれないけれども
あなたの小さな成長は誰かのやる気を引き起こし
いずれ大きな切磋琢磨が生まれる。

あなたから、チームの「一生懸命」が作られていくんだ。

 

 

 

今のチームが好きなら
今のチームでやり遂げたい目標があるなら
もう一度それを思い出し、できればメンバーと共有して
せっかく見つけた、一生懸命になれる場所を大切にしようよ。

 

たくさんの失敗を重ねてきた
僕からのメッセージでした。

 

よさこいが、あなたを輝かせる最高の時間でありますように。

 

 

 




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